1920’s Elegant Style
genreでは古いものだと1800年代〜現代のものまでと、実に幅広い時代のアイテムを取り揃えております。
現代でもファッションの流行があるように、その年代によって流行やスタイルが大きく異なります。
ひとくくりに”アンティーク”や”ヴィンテージ”と言っても、一点一点時代背景やスタイル、流行したデザイン、シルエット‥etc 本当に様々です。
ヴィンテージアイテムにインスパイアされデザインされている現代の洋服も多く、それは受け継がれる意味、魅力があるからだと感じます。
今回ピックアップするのは1920年代のスタイル。
煌びやかさもありながらクラシックで上品なこの時代のスタイルは、個人的にとても魅了されてしまいます。
第一次大戦が終結し、数百年という長い期間ヨーロッパ女性の身体を締め付けていた固い固いコルセットからの解放。それによって、1920年代のスタイルはそれまでの洋服のシルエットからがらりと変化します。
服装規範が崩れたことで”機能的でエレガントな服”を求める女性が増え、膝下・袖なし・ウエストを絞らないシンプルな筒型のドレスが流行します。
ビーズ等が装飾されており、少し重みが出て女性らしいラインが出るのが美しいのです。
ビーズワークは当時の装飾の大きな特徴です。
ドレスはシルクやシフォン素材で仕立てられているものが多いのですが、その繊細な素材に施された手作業のビーズワークは目を見張るものがあり圧巻の仕上がりです。
大量生産では成し得ない一点一点の繊細な作りは、今見ても色褪せることなく素敵。
女性が自由にファッションを楽しめる時代がきたのですから、きっと喜びに満ち溢れていたのでしょうね。
服装の変化に伴って、靴・アクセサリー・バッグ等の小物も変化していきます。
今回genreにはこの当時に作られたバッグが、ごく僅かですが入荷致しました。
この時代のシンプルでスリムなドレスにはポケットが付いていなかった為、バッグは必需品でした。
ドレスに負けないくらいのビーズワークが美しいバッグです。
次回は1920年代に作られたバッグをご紹介したいと思います*
genre 山本