“genre” Start‥Part3
“genre”が初めに作ったアイテムは”Cache-coeur Silk Dress”
なぜこのドレスなのか‥書かせていただきたいと思います。
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どの時代のファッションにも流行はありますが、特に感銘を受けたのが1920年代のスタイル。
数百年という長い年月を経て、ついにコルセットから解放される日がやってきました。
女性が自由にファッションを楽しめるようになったのが1920年代です。
ウエストがキュッと引き締まっていたシルエットからローウエストのラインへと変化します。
女性が自由にファッションを楽しめるようになったなんて‥どんなに嬉しい気持ちだったのだろうと思いを馳せてしまいます。
戦後の時代背景もあり、豊かな時代ではなかったかもしれませんが、そんな中でも美しくいることを忘れない‥そのような内なる心情にも魅力を感じました。
特に”Flapper Dress(フラッパードレス)”と呼ばれるドレスは、映画や雑誌で一度は目にしたことのある20年代の象徴的なアイテムの一つではないでしょうか。
ビーズ刺繍が施されたものもあり、美しく華やかなドレスです。
私は初めてこの時代のお洋服を見たときに、現代では目にすることのない新鮮なシルエットに”こんなお洋服があるのだ”となんとも言えない衝撃を受けました。
クラシックで上品。そしてこのローウエストのしなやかなラインにグッときたのです。
“女性らしい”それでいて凛としたクールな部分もあり、艶やかで儚さも漂わせる‥このスタイルとドレスに憧れを抱くようになりました。
そしてもう一つ魅力を感じたアイテムがこちら‥
このガウンはナイトドレス等の上に羽織られるために作られたもの。
こんなガウンを纏う時はきっと優雅な時間だったのでしょう。
お外でもお家でも、いつだって美しくいたいのは今も昔も変わらないですよね。
この両方のアイテム ”Flapper Dress” + “Silk Night Gown” を組み合わせたものが今回製作した”Cache-coeur Silk Dress”です。
“Flapper Dress”や”Silk Night Gown”は、ビーズが施されていたり光沢があったり‥と現代で考えると日常着というよりは特別な装いに向けたもの。
“genre”のドレスはこの年代のシルエットと独特の雰囲気を大切にしながら、日々の装いに取り入れることの出来る、とっておきのドレスにしたかったのです。
12月2日(土)からついに店頭に並びます。
明日に続く‥
genre 山本
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